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幸せ ( しあわせ )

shiawase 名詞 / な形容詞

基本情報

読み方
しあわせ
ローマ字
shiawase
品詞
名詞 / な形容詞
文字数
4文字
JMdict ID
1594060

意味

「幸(しあわ)せ」の意味は、名詞(めいし)とナ形容詞(なけいようし)の両用語として、「運が良いこと・幸福・めぐり合わせが良いこと」を第一義とし、持続的な生活充足を表す基本感情・生活語彙です。『広辞苑』第七版(岩波書店(いわなみしょてん))にも上記の語釈が示されています。しあわせの意味は古語の動詞「為合(しあ)わす(しあはす)」の連用形(れんようけい)が名詞化したもので、元来は「めぐり合(あ)わせ・運・幸運」を表し、近代以降に現在の幸福の意へと拡大したとされます(幸せ 語源の典拠は『日本国語大辞典』)。漢字異表記として「幸せ」「仕合(しあ)わせ」「倖(しあわ)せ」の三種があり、類義語「幸福(こうふく)」「満足(まんぞく)」「喜(よろこ)び」は文脈により使い分けられるのが一般的です。幸せとは、名詞用法「幸せを願う」とナ形容詞用法「幸せな・幸せに」の両方で日常的に用いられる語で、しりとりでは「し」で始まり「せ」で終わる4文字の語として活用できます。

英訳

  1. happiness
  2. good fortune
  3. luck
  4. blessing

英訳出典: JMdict (CC BY-SA 3.0)

例文

  1. 家族と過ごす時間が何よりの幸せです。 ( かぞく と すごす じかん が なに より の しあわせ です。 )
    Time spent with family is my greatest happiness.
    名詞用法 — 「幸せ」が「〜が幸せです」の形で述語補語となる抽象名詞として機能する例。kazoku との自然な共起。
  2. 小さな幸せな瞬間を大切にしています。 ( ちいさな しあわせ な しゅんかん を たいせつ に し て います。 )
    I cherish small happy moments.
    ナ形容詞用法 — 「幸せな」+ 名詞 の連体修飾形。近年普及している「小さな幸せ」の表現系統。
  3. ご結婚おめでとうございます。お幸せに。 ( ご けっこん おめでとう ございます。 お しあわせ に。 )
    Congratulations on your marriage. Wishing you happiness.
    「お幸せに」慣用句 — 結婚・祝福場面の定型表現。敬意の接頭辞「お」+ ナ形容詞連用形「〜に」の省略型祈願表現。
  4. 彼らはとても幸せに暮らしています。 ( かれら は とても しあわせ に くらし て います。 )
    They live very happily.
    副詞用法「幸せに」— ナ形容詞の連用形が動詞「暮らす」を修飾する例。長期的生活充足の典型表現。
  5. 学生時代はとても幸せだったと思います。 ( がくせい じだい は とても しあわせ だった と おもい ます。 )
    I think my student days were very happy.
    過去形「幸せだった」の用例 — 人生の一期間を回想する場面でのナ形容詞過去活用。

しりとりで使う

始まる文字
「し」で始まる言葉一覧
終わる文字
「せ」

類義語

  • 幸福 (こうふく) — 「幸せ」と近い意を表す名詞・ナ形容詞。より文章語的・概念的・抽象的で、「幸福追求権」「幸福の定義」など学術・法律的文脈に用いられるのが一般的。幸せ 幸福 違いは文体・使用場面の差とされます。
  • 満足 (まんぞく) — 特定の欲求・目的が満たされた状態を表す名詞・ナ形容詞。「幸せ」が広範囲・持続的な生活充足であるのに対し、「満足」は特定対象・場面の欲求充足を指す点で使用軸が異なります。
  • 喜び (よろこび) — 特定の事件・出来事を契機とした瞬間的な感情を表す名詞。「幸せ」が持続的であるのに対し「喜び」は瞬間的・事件的という時間軸の対比が可能です。
  • 仕合わせ (しあわせ) — 「幸せ」の古風・中立的異表記。中世の動詞「為合わす」語源を直接反映した表記で、文学的・歴史的文脈に用いられる傾向があります。
  • 倖せ (しあわせ) — 「幸せ」の常用外・文学的異表記。「倖」字は常用漢字表外で、小説や詩など文学的表現に限定的に用いられる傾向があります。

上位語

  • 感情 (かんじょう) — 人間の主観的な心理状態を指す上位概念。「幸せ」は持続的で肯定的な感情の一つに該当します。
  • ナ形容詞 (なけいようし) — 日本語文法の活用型の一つ。語幹 + 「だ / な / に」の形で活用し、活用形6種を持ちます。「幸せ・綺麗・静か」などが代表例。
  • 名詞 (めいし) — 品詞の一つ。事物・概念を表し、助詞を取り主語・目的語などになります。「幸せ」は名詞・ナ形容詞両用語の典型例。

共起語・連語

  • 幸せな家族 (しあわせ な かぞく) — ナ形容詞 + 名詞の代表共起。生活・家庭文脈に頻出する表現。本サイト内 /word/kazoku 参照。
  • 幸せに暮らす (しあわせ に くらす) — 副詞用法「幸せに」+ 動詞「暮らす」の代表共起。長期的生活充足を表す表現。
  • お幸せに (お しあわせ に) — 結婚・祝福場面の慣用句。「お + 幸せ + に」の敬意形 + 副詞連用形の定型表現で、祈願の意を示します。
  • 日々の幸せ (ひび の しあわせ) — 日常の持続的な充足を表現する代表共起。近年の「小さな幸せ」表現系統に連なる用法。
  • 幸せを願う (しあわせ を ねがう) — 名詞用法の代表共起。「を」格目的語としての「幸せ」— 他者への祈り・願いの場面に用いられます。
  • 小さな幸せ (ちいさな しあわせ) — 現代の普遍的表現 — 日常の小さな充足を肯定的に捉える近年の表現。

文化・背景

「幸せ」はナ形容詞として活用し、基本「幸せだ(しあわせだ)」、過去「幸せだった(しあわせだった)」、否定「幸せではない」、中止・連用「幸せで」、仮定「幸せならば(しあわせならば)」、推量「幸せだろう」の6形を持つとされます(『日本語文法事典』大修館(たいしゅうかん)書店(しょてん)参照)。終止形(しゅうしけい)「幸せだ」に加え、連用形「幸せに(しあわせに)」は「幸せに暮らす」のように動詞を修飾する副詞(ふくし)用法にも用いられ、ここが幸せ 活用の特徴的な点です。行為・時間への持続的快感を表すイ形容詞「楽しい」とは、品詞と対象軸が異なると整理できます。語源面では、「しあわせ」は中世の動詞「為合(しあ)わす・仕合わす(しあはす)」の連用形が名詞化したもので、元来は「めぐり合(あ)わせ・運・幸運」を表し、近代以降に「持続的な幸福」の意へと拡大した変遷が『日本国語大辞典』第二版(小学館)に記述されており、これが幸せ 語源の代表的な典拠とされます。漢字異表記は、常用漢字(じょうようかんじ)表(ひょう)に基づく標準表記「幸せ」、語源を直接反映した古風で文学的な「仕合わせ」、常用外で小説・詩等に限定される「倖(しあわ)せ」の三種で、文化庁(ぶんかちょう)『公用文における漢字使用等について』に基づき使い分けられるのが一般的です。類義語は、日常的で広範囲な「幸せ」、文章語的・概念的な「幸福(こうふく)」、特定欲求の充足を示す「満足(まんぞく)」、事件的・瞬間的な「喜(よろこ)び」と、時間軸・対象軸により分岐するのが一般的で、幸せ 幸福 違いも優劣ではなく文体・使用場面の差として捉えられます。

同じ「し」で始まる他の言葉:

よくある質問

Q. 「幸せ」と「幸福」の違いは?
A. 幸せ 幸福 違いとして、「幸せ」は日常的・広範囲・持続的な生活充足を指すのが一般的で、口語や会話で頻出します。「幸福(こうふく)」はより文章語的・概念的で、「幸福追求権」「幸福の定義」など学術・法律・哲学的文脈に用いられるのが標準とされます。両者は『広辞苑』『日本国語大辞典』でそれぞれ立項され、優劣ではなく文体・使用場面による分岐と捉えるのが一般的です。
Q. 「幸せ」の語源・由来は?
A. 幸せ 語源について、「しあわせ」は中世の動詞「為合(しあ)わす・仕合わす(しあはす)」の連用形が名詞化したもので、元来は「めぐり合(あ)わせ・運・幸運」を表す語でした。古風な異表記「仕合わせ」はこの語源を直接反映した表記です。近代以降に「持続的な幸福」の意へと意味が拡大したと『日本国語大辞典』第二版(小学館)に記述されており、しあわせ 意味の変遷を辿る上で重要な典拠とされています。
Q. 「幸せ」「仕合わせ」「倖せ」の違いは?
A. 「幸せ」は常用漢字(じょうようかんじ)表(ひょう)に基づく標準表記で、現代文で最も一般的に用いられます。「仕合わせ」は中世の動詞「為合わす・仕合わす」の語源を直接反映した古風な表記で、文学的・歴史的文脈に用いられる傾向があります。「倖(しあわ)せ」は「倖」字が常用漢字表外で、小説や詩など文学的表現に限定的に用いられる傾向があります(文化庁(ぶんかちょう)・常用漢字表参照)。
Q. 「幸せ」の活用・品詞は?
A. 幸せ 活用について、「幸せ」はJMdictで名詞(めいし)とナ形容詞(なけいようし)の両方に分類される両用語です。ナ形容詞活用は基本「幸せだ」・過去「幸せだった」・否定「幸せではない」・中止「幸せで」・仮定「幸せならば」・推量「幸せだろう」の6形で、連用形「幸せに」は「幸せに暮らす」のように副詞(ふくし)用法にも用いられます。
Q. 「幸せ」をしりとりで使う時の注意点は?
A. 「しあわせ」は「し」で始まり「せ」で終わる4かなで、「ん」終わりではないのでしりとりで安全に使えます。4文字は攻撃・守備両方に使える中庸の選択です。次の人は「せ」始まりの言葉を返すことになりますが、「せ」始まり語は比較的限られる傾向があり、戦略的に価値のある語と言えます。幸せとは 意味の広さだけでなく、しりとりでも活用しやすい語です。

参考資料

  • 『広辞苑』第七版 (岩波書店) — 「幸せ」項の語釈: 運が良いこと・幸福・めぐり合わせが良いこと。本ページの第一義根拠。「幸福」「満足」「喜び」の立項も参照し、類義語分岐記述の典拠とした。
  • 『日本国語大辞典』第二版 (小学館) — 「しあわせ」の語源「為合わす・仕合わす(しあはす)」の連用形名詞化と、中世「めぐり合わせ・運・幸運」→ 近代「持続的な幸福」への意味拡大変遷の決定的典拠。本ページの語源記述の根拠。
  • 『日本語文法事典』(大修館書店) — ナ形容詞の文法分類と活用形6種の標準定義。名詞・ナ形容詞両用語の概念規定と、連用形副詞用法「幸せに」の記述根拠。
  • 文化庁『公用文における漢字使用等について』/ 常用漢字表 (文化審議会国語分科会 報告) — 「幸」字の常用漢字表における位置付けと、異表記「仕合わせ」「倖せ」の常用外・文学的表記としての扱いの公的根拠。本ページの漢字異表記分岐記述の典拠。
  • 文部科学省『小学校学習指導要領 国語編』 — 「幸せ」が国語教育において基本感情・生活語彙として位置付けられる根拠。日本語学習の基礎語彙としての参照。